お盆休みが終わる頃になると、なんとなくだるい、頭痛やめまい、肩こりが辛いなど、【夏バテ】の症状に悩まされている方も多いようです。
水素ガス吸入で夏バテを乗り切っている方からのご質問です。

Q. 夏バテに水素ガス吸入はどのような効果がありますか?

50代女性
毎年真夏日が続いた後には、疲れが溜まってだるさが抜けない、疲れているのに寝つきが悪い、頭痛やめまいに悩まされていました。
ところが、今年の猛暑を過ごしても夏バテになりません。

半年ほど前から水素ガスを毎日2時間吸入しているからなのかと思うのですが、夏バテに水素ガス吸入はどのような効果がありますか?

A.山口醫院 山口貴也院長

猛暑になるほど屋外と室内の温度差が激しくなり自律神経が乱れます。
内臓の動きが鈍り食欲が落ちる、疲れが溜まりやすくなります。
また、冷房の効いた室内で終日過ごすと血行が悪くなり、同じように内臓の働きが悪くなり、頭痛や肩こりなどが起きてしまいます。
いわゆる夏バテの状態です。
暑い日には、冷たい飲み物や食べ物は美味しく感じますが、胃腸が冷えすぎて機能が低下してしまいます。
常温の飲み物や温かい食事で内臓を冷やさないようにしましょう。
熟睡するためには、38℃程度のぬるめの湯船に入ることも効果的です。
副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整います。

水素の特徴的な働きは、悪玉活性酸素を除去することで一酸化窒素が増え、血管拡張が起こり血流が良くなります。
頭痛や肩こりの原因は血流の滞りに起因することが多いので、改善が期待できます。水素は、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アポトーシス作用があります。
ミトコンドリアの機能が上がり細胞が活性化し体調が良くなる、炎症が鎮静化し胃腸の働きが活発になるといった事が起こります。
夏バテの症状が改善されるのは、このような作用によるものです。

まだ暑い日が続きます。生活習慣を整えること、高濃度の水素吸入を毎日の生活に引き続き取り入れて、これからも元気にお過ごしください。