血管のつまりが手術のできない部位と言われてしまったことで、対策を調べてハイドレックスの高濃度水素ガス吸入マシンの導入を決めた方がいらっしゃいます。【内頚動脈狭窄症】でお困りの方からのご質問にお答えします。

Q.「内頚動脈狭窄症」と診断され脳梗塞になる可能性があると言われました。水素吸入について3点質問があります

40代女性
「内頚動脈狭窄症」と診断されました。血管につまりがあって、細くなっているところから脳梗塞になる可能性があると医者から言われました。
場所が目の裏側のため手術ができないそうです。WEBで検索したところ、脳梗塞に水素が良いという情報を見つけました。
水素点滴を受けたいと考えていましたが、病院の閉まるのが早くできないでいたところ、Hydrexと出会い、自宅に導入を決めました。

①水素は脳梗塞に良いといわれています。どのように良いのでしょうか?
②水素点滴と水素吸入の違いは、どのようなところですか?
③手足が冷たく冷え症なので、血流もよくないのだと思います。
この3点について、教えてください。

A.山口醫院 山口貴也院長

内頚動脈は、首の位置で分枝して脳内へ血液を送る血管です。
そのため、内頚動脈狭窄症が進むと、脳に送られる血液が足りなくなり手足の麻痺や言語障害、知覚障害、脳梗塞などが起こる場合があります。
その原因は、高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病によって起こる動脈硬化により、厚くなった動脈の壁にコレステロールなどが溜まりプラークが形成されることによります。

① 水素の作用は複合的な物だと思っています。
これにはこれと一対一対応だけでは説明できないのではないかとは思います。内頸動脈の狭窄の狭窄部位を直接的に無くす事は難しいですが、プラークの進展には活性酸素や炎症が関わるので、水素吸入によりこれらを抑える事と、内皮細胞の機能改善や血流を改善させる効果は期待できます。食生活の改善も水素吸入と合わせて行い、相乗効果を図ることが理想的です。

② 水素点滴と吸入の違いは、水素を体内に入れる経路と量の違いだと思います。
点滴は医療者がいなければできませんが、吸入はマシンがあればできます。点滴は、(水素水の水素濃度がどれくらいかは分かりませんが)直接血中に入れる為効率的だとは思いますが、時間とお金、嗜好の問題だと思います。継続的に行うには吸入の方が良いと思います。点滴という医療行為を行なう事が好きな人には、水素以外の心的効果もあるようです。

③血流の悪いことが、冷え性の原因となります。
水素ガス吸入をすると、悪玉活性酸素を除去して血管拡張が起こり血流がよくなります。水素を吸入する時間と効果については、長い方が効果があると思います。効果が出るのに必要な摂取量は、人によって、また同じ人でもその時の体調によって違いますが、必要な量以上に摂取しても害がないなら足りない方が困るので、水素吸入は出来るだけ長いほうが良いと思われます。
東大の発表では、3時間以上の吸入を勧めるデータもあります。冷え症の方は、血流が悪いので、出来るだけ長い時間吸入していただくことをお勧めします。

どうぞお大事に。