昨日は、記録的な大雨でした。皆さまのお住まいになる地域では、被害はおありではありませんか?週末にかけては30度を超える真夏日の予報です。体が暑さに慣れていないと熱中症のリスクが高まるようです。【熱中症】に対する水素吸入のご質問にお答えします。

Q.昨年熱中症になり「水素吸入」をしてみたらどうかと勧められました。どのような効果がありますか?

70代(女性)
庭仕事が好きで草花を育てています。夢中になって手入れをしていて、昨年は3回熱中症になってしまいました。
めまいや吐き気、頭痛がして、気が遠くなるような症状となり、救急車で搬送もされました。
息子から、水分を摂るように、それと水素吸入をしてみたらどうかと勧められました。

熱中症にならないために、水素吸入がどのように効果があるのか教えてください。

A.山口醫院 山口貴也院長

熱中症患者のおよそ半数が65歳以上の高齢者です。
屋外だけでなく、室内や就寝時にも発生しています。
ご高齢の方は、体内の水分が不足している、暑さやのどの渇きを感じにくい、体温の調整機能が低下していて熱が体に溜まりやすい、そして無理をして我慢してしまうことなどから、熱中症になりやすい傾向があるようです。

のどが渇く前から定期的な水分補給をすること。常温の水やミネラルを含んだ麦茶をこまめに飲みましょう。
珈琲や緑茶などカフェインが多く含まれた飲み物は利尿作用があるので適しません。寝不足や疲れなどで体調が悪い時、肥満の方、二日酔いや下痢などで体内の水分が不足している時も熱中症が起こりやすくなります。

水素には、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アポトーシス作用があります。
水素ガス吸入により、熱中症により引き起こされる酸化ストレスや全身の炎症反応を抑制して臓器を保護する効果のあることが、大学病院の救急医学の研究により報告されています。

急激な気温の上昇は、体に負担となります。
どうぞ無理をならさずに、水素ガス吸入を日々の生活に取り入れて熱中症の予防にお役立てください。