薬を使わない治療を目指す医師に聞いた~花粉症簡単撃退法~

日本気象協会から14日、東京でもスギとヒノキ花粉の飛散が確認されたと発表がありました。

平年と比べた花粉の飛散量は、東北、関東甲信、東海、近畿で110%、中国160%、北陸140%、九州130%、四国は100%とのことです。

みなさんの地域の飛散量はいかがでしょうか?いよいよ花粉のシーズン到来です。

Q.水素吸入は、花粉症にも効果があるのでしょうか?

悲しいことに、くしゃみと鼻水と目のかゆみで春の訪れを感じます。寝る時に鼻が詰まると、ぐっすりと眠ることができません。

外出の時にはマスクをしたり、帰宅してからの手洗いうがい、顔洗い、目も洗っています。花粉の季節が来ると、耳鼻咽喉科でアレルギーの薬を出してもらい服用しています。

半年ほど前から、友人の勧めで水素吸入を始めました。気がつくと、今年は花粉症の症状が軽くなっているように感じています。

水素吸入は、花粉症にも効果があるのでしょうか?

A. 山口醫院 山口貴也院長からの回答

花粉症の対処療法としては、アレルゲンである花粉を取り込まない、排除することです。

マスクやメガネで付着を防ぎ、洗い落とすことは効果があるでしょう。髪の毛にも付着しますので、帽子を被ったり、帰宅したら洗髪することも忘れずに行うと症状の軽減が期待できます。鼻詰まりは、鼻水が詰まっているのではなく、鼻粘膜が腫れて鼻腔を塞いでしまうことで起こる症状です。

点鼻薬が処方されることもあるでしょう。いづれも対処療法です。

原因そのものを根治抑制する原因療法として、高濃度の水素吸入は期待できるひとつです。

水素吸入をすると、炎症を鎮静し免疫の調整作用で症状が改善します。そのほかに細胞膜の脂質が酸化しにくくなるのでアレルギー反応も改善していきます。

どうぞお大事に。