厚生労働省が今年、2017年の「糖尿病」の患者数が過去最高の328万9,000人(男性184万8,000人、女性144万2,000人)と発表しました。
【糖尿病】に長年悩まされて、水素ガス吸入に出会った方からのご質問です。

Q.ハイドレックスの水素吸入でA1cが平常の数値になりました。水素が糖尿病にどのように作用したのか教えてください。

70代男性
40代後半に糖尿病と診断されました。ごはんや麺類を抜いたり、大好きなお酒も控えて食事療法を続けていたのにHbA1cは8.8〜9を超えたりと成果がありませんでした。
どうしたものかと悩んでいたところ、友人からハイドレックスの水素吸入を勧められて2か月間毎日吸入しました。
するとA1cが6.5となり平常の数値になりました。
20年間あんなに努力しても数値が下がらなかったのに、水素の効果に驚いています。

糖尿病の友人にも勧めたいと思いますが、うまく説明できません。
水素が糖尿病にどのように作用したのか教えてください。

A.山口醫院 山口貴也院長

糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中のブドウ糖の値(血糖値)が高くなる病気です。
ご質問者は、2型糖尿病と思われますが、40歳以上で太りすぎ、運動不足、遺伝的要因で発症することが多いようです。
糖尿病の初期には、ほとんど症状がありません。
疲労感、空腹感やのどの渇き、頻尿、切り傷などが治りにくいなどの症状が徐々に現れますが、気を付けたいのは合併症です。
血糖値が高い状態が続くと全身の血管に様々な障害が現れて、心臓病、脳卒中、腎不全、失明、末梢神経障害による足の切断といった重い病気に繋がります。
また、著しく高い血糖は昏睡などを起すことがあります。

治療法は、食事療法と運動療法、薬物療法が基本の治療となります。
適正なエネルギー量でバランスのよい規則正しい食事、禁煙、禁酒を心がけて、感染症に罹らないために体を清潔に保つこと、1日1万歩を目安にした歩行、水泳などの有酸素運動やダンベル、スクワットなど筋力を増やす運動が効果的です。
極端な食事制限や長時間の運動などで低血糖になると、手足のふるえ、冷や汗、動悸などが起こり、酷い場合には痙攣や意識を失うことがあるので気を付けましょう。

水素は、血液中に溶け込んで体中に循環して細胞膜に浸透し、悪玉活性酸素と結びついて体外に排出する、過酸化脂質による酸化のドミノを抑制する、細胞にエネルギーを与えるミトコンドリアの機能をあげる、炎症を鎮静する、免疫を調整することがわかっています。
糖尿病は、糖が血液に溢れ出して全身の血管に障害が現れる病気です。
高濃度の水素吸入をすることで、血管拡張が起こり血流がよくなることで血管の疾患予防が期待できます。
細胞膜の酸化は、様々な疾病の要因となっています。
水素を摂取することで老化を遅らせ様々な疾病や症状を軽減できるのは、こういった働きによるものです。

糖尿病は、症状がなくても治療を続けることが大切です。
周囲のサポートも上手に受けながら、引き続き血糖コントロールと高濃度の水素吸入を続けることをお勧めします。
どうぞお大事に。